TOPへ メルINDEXへ

* * メル日記2 * *

 

2008/02/17(日) メルと過ごす最期の日


昨晩、夢を見ました。



メルが生き返る夢です。



元気になって、家族の間を飛び跳ねながら駆けていました。





でも、目覚めてみると



あたしの頭の上に横たわっていたのは



冷たくなったメルでした。





もう動かないメル

眠っているのではないメル

亡くなってしまったメル





それが、現実でした。





枕として敷いていたブランケットは、涙でびしょびしょになっていました。

あたしは、布団にもぐって泣き続けました。

また眠れるように、必死に目をつぶりました。



夢の中では、生きているメルに会える

それなら、あたしはもう目覚めなくていい

ずっとずっと夢を見ていたい





家族は皆、仕事があったので行ってしまいました。



あたしは、今日が日曜で良かったと思いました。

平日だったら、きっと仕事には行けませんでした。

家族も皆、辛かったと思います。



メルといろいろ話をしました。



14年前、うちに来たとき、小さくて可愛くてすぐに大好きになったよ

昔は、一緒の布団で寝てたよね

抱っこが大好きで、抱っこするとすぐに寝ちゃったよね

お散歩も大好きで、「お散歩行く?」と訊くと、ぐるぐる回って喜んだよね

ごはんもおやつ(ジャーキー)も大好きで、家族の足に飛びついてねだったよね



話をしながら、またわーわー泣きました。



メルの匂いを嗅いでみました。

いつもの、メルの匂いでした。

ずっとシャンプーしていなかったので臭かったけど、大好きな匂いでした。



眠っているときは、クッキーのような匂いがしたメル

その匂いは、もうしませんでした。

やっぱり、もう眠っているメルではありませんでした。





16時までは、カウントダウンでした。



昨日の今頃はちゃんと生きていたのに。

16時までは。

ちゃんと息をして、心臓も動いていたのに。。



16時になったら、また声を上げて泣きました。





でも、実を言うと。

昨日は、あたしは予定があったのです。

本当だったら、出かけていて家にはいなかったのです。



今となっては、幸運ですが。

友人の一人が熱を出して、その予定が延期になったのです。

それで、メルを病院にも連れていくことも、家にいることも、できたのです。



一人で寂しく亡くなっていたかもしれないメル



そうならなくて、本当に良かったと思います。

あたしがずっと傍にいることができて。ずっと腕の中に抱いていることができて。

良かったです。





どんなに具合が悪くても、哀しいことがあっても

食欲だけは滅多になくならないあたしですが

昨日、今日は、全くお腹が空きませんでした。



でも、食べなきゃいけない、と無理矢理食べました。

味がわかりませんでした。

胃がキリキリ痛みました。





あたしの後悔は、依然続いていました。





でも、友人らからの励ましで

だんだん、その後悔が減ってきていました。

皆、昔からメルを可愛がってくれていた友人らです。



「メルは、ふむふむや皆に愛されて、幸せだったよ」

「メルは、ふむふむに看取られて、幸せだったよ」

「メルは、これからも私達の胸の中で想われてゆくから、本当に幸せ者なんだよ」



家族も、言ってくれました。



「ふむふむの腕の中で安らかに眠って、幸せだったと思うよ」

「ふむふむが昨日いてくれて良かったよ。ありがとう」

「寿命だったんだよ。十分長生きしてくれたよ。頑張ってくれたよ」



メルは、本当に幸せだったのかな

本当に辛くて苦しい最期じゃなかったのかな

本当に天寿をまっとうしての大往生だったのかな



メルの死はすごくすごく哀しいけれど

皆の言う通り、メルが幸せであったのなら。

それなら、いい



だんだん、そう思えるようになってきました。



幸せな一生じゃなかったら、メルが可哀想だものね・・



励ましてくれた皆、ありがとう



 ***



この日の夜も、メルと一緒に、ソファで寝ました。



明日は、メルのお葬式です。



冷たい土の中に埋めるのは嫌だったので

火葬することにしました。

ペットの火葬場に予約を入れ、家族皆で行くことにしました。

★お散歩メルちゃ1。嬉しそうにダッシュ!

★お散歩メルちゃ2。いつも下向き。何か探し中。

メル日記3へ

 

 

 

 

inserted by FC2 system