2008/02/18(月) メルとのお別れ
朝の5時頃、目覚めました。
メルを見ると
本当に、ただ眠っているかのような安らかな顔でした。
やっと、これは現実なんだ、と思えるようになってきました。
今日は、メルのお葬式です。
14時に、火葬の予約を入れてあったので
家族で、火葬場に向かいました。
あたしがメルを抱いて、車に乗りました。
小さな箱に、メルは入れられました。
大好きだったジャーキーとボーロ、
それから、大好きだったムートン、
お花を入れました。
ごはん食べられなくて辛かったね
天国ではいっぱい食べてね
あったかいムートンの上で、いっぱいお昼寝もしてね
白くて綺麗なレースの布をかけられ、箱が閉じられました。
火葬は、1時間半程かかるということで
家族で待合室で待っていました。
ゆっくり、ゆっくり、メルは天国に上っていきました。
家族で、メルの話をたくさんしました。
本当に、いい子だったよね
こんなに可愛くてお利口な子は、他にいないよ
最期まで、いい子のまんまだったよね
ふむ :でも、あたしは、もっともっと生きてると思ってた
ふむ :だって、前日まで歩いてたんだよ?
ふむ :もっと早く病院に連れていっていれば・・
メルは、頑張ってたんだよ
力を振り絞って歩いてたんだよ
僕達家族のために、最期まで、一生懸命生きててくれたんだよ
ボケちゃって何もわからなくなったり、寝たきりになったり、
病気でどこか痛かったり苦しかったりしたら、可哀想だったけど
あんなに安らかに亡くなったんだから、良かったんだよ
メルは、きっと幸せだったに違いないよ
数年前にお腹を切る手術をした以外に、特に大病もなかったしね
あの手術のあとも、ちゃんと元気になって跳ね回ってたものね
ソファにも、また飛び乗れるようになったしね
家族が出かけると、玄関で寂しそうにきゅーんきゅーんと鳴いてたよね
家族が帰ってくると、玄関で待ってて、飛びついてきて喜んでたよね
名前を呼ぶと、ちゃんと傍に来たよね
お手も、おすわりも、上手にやったよね
お腹を撫でられるのが大好きで、前足で「撫でて」って催促してたよね
散歩に行くと、通りすがりの高校生らに「可愛い〜」って言われてたよね
外でウ○チをすると、全然違うところを蹴っ飛ばして砂をかけてたよね
ひっくり返ってお腹出して、すごい格好で寝てたよね
いすの下とか、部屋の隅に、転がって寝てるときもあったよね
歯がなくなってからは、いつもちょろっと舌が出てたよね
いくら話しても、話は尽きませんでした。
1時間半はあっという間に経ちました。
呼ばれていくと、メルは骨だけになっていました。
頭から、爪の先まで、場所ごとに分けられて丁寧に並べられていました。
小さいけれど、全部しっかりとした健康な骨でした。
2人でお箸で骨を拾って、骨壷に入れて。
最後に、喉仏、頭の骨を入れました。
赤くて可愛い骨壷ケースに入れてもらいました。
またあたしが骨壷を抱いて、うちに帰ってきました。
帰ってすぐに、和室にメルのお仏壇を作ることにしました。
骨壷と、メルの写真と、お供え物と、水と、お花を飾りました。
夜は、小さい電気を点けてあげることにしました。
いつも、寝るときは小さい電気を点けていたものね・・
朝晩、手を合わせてメルと話をしようと思います。
***
友人らからは、あいかわらずメールが届いていました。
「大丈夫?」
「元気出して」
「ちゃんとごはん食べて」
皆、心配かけてごめんね
まだまだ元気にはなれないけど
でも、皆の気持ちは本当に嬉しかったよ
ありがとう
そうだよね
いつまでも泣いていたら、メルも哀しむものね
安心して天国に行ってもらわないとね・・
メルは、あたし達の心の中にずっと生き続けるから
大丈夫
あたしは、やっと、そう思えるようになりました。