2008/02/23（土） 愛するメルへ
メルが旅立ってから、1週間が経ちました。
「さて、メルとちょっと遊ぶかな」
「メルを抱っこしようかな」
「メルを撫でようかな」
無意識にそう思って、
いなくなったことに気付かされる、
そんな辛い1週間でした。
家がすごく静かです。
メルの寝息も、いびきも、聞こえません。
メルが歩く爪音も、聞こえません。
静けさを打ち消すように、テレビを点け、大きな音量にします。
あんなに小さい子だったのに
部屋が広くなってしまったようです。
ソファの上もあんなに広かったっけ・・
メルが寝ていた毛布とクッションは片付けられ。
ブランケットは洗濯され、メルの匂いもなくなって。
トイレも洗われ、片付けられ。
家族の心にも、大きな穴をぽっかり空けてしまいました。
今でも、ソファの上に寝ているのではないか
ソファの下にいるのではないか
どこか部屋の隅にいるのではないか、と姿を探してしまいます。
いつも、「あれ、メルがいないよ」と探すと
テーブルの下にいたり、足元にくっついていたりしていました。
「そんなとこにいたら、蹴飛ばされちゃうよー」と抱き上げていました。
いつも、メルはあたし達の傍にいました。
悩んでいるときも、哀しんでいるときも、
傍にいて、癒してくれました。
うまくいっていなかった家族の心を和ませ、皆を笑顔にしてくれました。
メル、今までありがとうね
あたしは、もう「ごめんね」と泣くのはやめました。
「ありがとう」
朝晩、手を合わせて、メルにそう言っています。
＊＊＊
メルがお星さまになった2月16日
きっと、メルは「さよなら」って言って鳴いてたんだね
お別れを言ってくれてありがとう
最期の最期まで、頑張ってくれてありがとう
メルと過ごした14年間は、すごくすごく幸せだったよ
たくさんの幸せをくれて、本当にありがとう
いつまでもいつまでも忘れないよ
