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◆◇ エジプト旅行記 ◇◆

2006/12/24-2007/01/03 高校友人と2人で

『欲張りエジプト周遊11日間』 H.I.S.(インプレッソ) 227,800円



砂漠気候が大半であるエジプトの観光シーズンは、やはり冬。

ベストシーズン&年末年始ということで旅行代金は年間の中で一番高い時期なんですが。

11日間で23万という比較的安いツアーを見つけて、早め(10月末)に予約。

あと、アブシンベル宿泊をしたかったので。どうしても長い日数のツアーしかなかったのです。

暑さ・日焼け対策、寒さ・乾燥対策、お腹対策をして、いざ出発!



12/24(日) 1日目 機中泊


 20:15羽田発→21:30関空着。約1時間。カタール航空・ANA利用。

 23:15関空発→05:45ドーハ着。約12時間。(日本との時差6時間)



12/25(月) 2日目 カイロ・ギザ泊


 12:10ドーハ発→14:55カイロ着。約2時間。(日本との時差7時間)


乗り継ぎがあるとはいえ、飛行機に乗っている時間だけで計15時間・・。

でも、カタール航空はきれいで快適でした。(エジプト航空よりイイって噂っす)

ドーハ空港では6時間待ちました。外に出られると良かったんですが、出られず。プラプラ&お茶。


1日目は移動で終わり。2日目も到着が遅かったので、特にどこにも行かず。


観光バスに乗り込み、空港から出発。ツアー人数は15人っす。

カイロ市内からはギザのピラミッドが見えました!うわー近いー!!

カイロは砂漠ではなく、ビルも多く建っている街です。街中から見えるピラミッドは異様でした。



ツアーは添乗員同行なので、わからないことは全部聞けて安心。

あと、日本語の話せるエジプシャンのガイドもいました。

観光バスの中でミネラルウォーターも買えて、ツアーだとこういうところがホント助かります。


トイレも、観光バスで寄るところはきれいなところがほとんどでした。

紙はあったりなかったり。常に水に流せるティッシュを携帯していました。一応除菌シートも。

水があまり流れないトイレがあって、その時は使ったティッシュを流さず、ゴミ箱に捨てました。


チップ(バクシーシ)をねだるエジプシャンがドアを開けてくれたり、紙をくれたりするんですが

私はサービスを一切受けないようにしていたので、チップは全然渡しませんでした。(ケチ)



ホテルはギザの「ピラミッドパーク インターコンチネンタル」(5つ星ホテル)。

コテージタイプの高級ホテルで、すごく綺麗で水もちゃんと出て何の問題もなかったっすね。


ただ変わっていたのはトイレの横にもう1つトイレのような物が・・・。

こちらのウォシュレットらしいんですが、使い方がよくわからず。

水を溜めてお尻を洗う?でも、それだとお尻がビショビショになってしまうのでは?謎でした・・。


ホテルには銀行もあり、両替もできました。1L.E.(エジプトポンド)≒20円。

お金が足りなくなると、2,000〜6,000円程度ちょこちょこ両替して過ごしました。


夕飯はホテルのビュッフェ。普通の料理でした。

この日は疲れもあったので、早めに就寝。(シャワーも浴びず・・)




12/26(火) 3日目 ギザ観光 カイロ・ギザ泊


今日から活動開始!

シャワーを浴び。ビュッフェの朝食をたらふく食べ。8時に出発。


ギザの3大ピラミッド

 エジプトと言えば、やっぱりピラミッド!ギザ3大ピラミッドがあります。

 3大ピラミッドは、クフ王カフラー王メンカウラー王のピラミッドで、3つは隣接しています。


 まず、クフ王のピラミッドの近くへ。

 街中から見るのとは全然迫力が違って、でかーーーい!!の一言。見上げると傾斜も凄い!

 1つ1つの石が私の背丈近くあり、それが300万個近く。クフ王のは高さ137mもあり、壮観。


 カフラー王のは2番目の高さ(136m)ですが、化粧石が残っているので、一番美しいと思。

 メンカウラー王のは小さいです。

 この日は晴天で、青空にそびえ立つピラミッドが本当に綺麗でしたー。クフ王ピラミッド↓。


 ピラミッドエリアにはラクダ引きがたくさんいて、声をかけられましたが、ひたすらシカト。

 もの珍しさに写真でも撮ろうものならチップを要求されますし、乗ったらボられる可能性が。

 土産売りもたくさんいるので、目を合わせないように注意。



クフ王ピラミッド内部】

 いよいよ、クフ王ピラミッドの内部へ!


 クフ王の内部は入場制限(1日300人)があるのですが、ツアーで確約されていたので安心。

 内部は写真撮影禁止で、バッグの中をチェックされます。(カメラはバスの中に置いて行った)

 ピラミッド・神殿・博物館の中は大体撮影禁止っす。


 当時入り口とされていたところは閉ざされているので、

 下の方にある盗掘された穴のようなところから入ります。


 体をかがめながら狭くて傾斜のある通路を下ったり、上ったりして進んでいきます。うー暑い!

 「大回廊」は天井が高く、開けた感じがします。上に向かって天井が狭まっていて不思議。

 「王の間」到着。ぽつんと石の箱があります。換気口らしき物はありますが、息苦しいです。


 傾斜はあるわ暑いわで、夏だったらピラミッド内部はキツイと思。年輩の方は特に厳しいかと。

 でも、行ったら、ピラミッド内部はやはり入らないと、ね。どうやって作ったのか、本当に不思議。

 あと、小さい懐中電灯が必須かな。中は暗いので、壁の色などを見るのに役立ちます。



3大ピラミッド パノラマポイント

 続いて、「パノラマポイント」と呼ばれる3大ピラミッドが見える場所へバスで移動。

 隣接しているとはいえ、ピラミッドの1つ1つは離れた場所にあります。

 3つ同時に見える場所は車で行くくらいピラミッドから遠く離れているんす。


 ここで、ガイドの仲介のもと、ラクダにも乗りましたー。(でも、何故か料金は回収されず?)

 馬よりずっと背丈が高いし、立ち上がる時も歩く時も揺れるので落ちるかと思って怖かったっす。

 んでも、面白かったっす。砂漠をてくてく歩くラクダの上はエジプトに来たー!ってカンジ。



大スフィンクス

 次は、顔は人間・体はライオンの大スフィンクス見学へ。カフラー王ピラミッド前にいます。

 鼻がもげているんですがw それでも美しい姿です。顔はカフラー王だそうです。

 本当に目の先にはケンタッキーがありました。つか、店がいっぱいありますし、街も近いです。




昼食は何食べたんだっけなあ・・ ケバブ(焼き肉)とかコフタ(挽き肉)かな?

エジプトでは、牛、羊、鶏肉をよく食べ、豚は食べません(イスラムなので)。

主食はパンで、アエーシ(円い平たいパン)にタヒーナ(ゴマのペースト)などを付けて食べます。



ハンハリーリバザール

 午後はハンハリーリというところの市場に行きました。

 私、チープ雑貨を値切って買うのが好きなので、超楽しかったですー。

 今回のお目当ては、友人らへのお土産の香水瓶


 迷子になりながらも、数店巡り、一番可愛い香水瓶の店をチョイス。

 いざ値段交渉!(アラビア語は全然わからないので英語で交渉)

 10個入りで200L.E.(4,000円)→80L.E.(1,600円)まで下げました!楽すぃ〜!



ここからツアーとは離団して、自由行動へ。

現地人が集うスーク(市場)やズウェーラ門を見学しながらメトロ(地下鉄)へと向かいました。

向かうは、昼間も行ったギザのピラミッド。夜は音と光のショーが行われるんす。


地下鉄はきれいでした。料金も一定だし、安心すね。エジプシャンだらけで少し緊張しましたが。

ギザ駅で降りて、タクシーに乗りました。が、このタクシーで一騒動。

ラクダ乗り場に連れて行かれました。怒って抗議。エジプトはこういうことがあるから困ります。



ピラミッド 音と光のショー】(フリー)

 2回目のピラミッドエリア。エリアに入るだけでお金がかかります。

 でも、せっかくだから夜も見てみたいな、と。OPもあったんですが、高いので自力で行きました。

 私達が見た回は18:30〜19:30で英語のナレーションでした。(他に日・仏・独などがある)


 ピラミッドやスフィンクスがライトアップされて、スフィンクスが歴史を語るショーでした。

 綺麗には綺麗だったんですが、なにせ英語がさっぱりわからないもので・・・少々退屈。

 それに、めちゃめちゃ寒いんすよ!エジプトの夜はコートにショールを巻いても寒い!


 冬のエジプトがこんなに寒いとは驚きでした。

 昼間も半袖の人はいなく、私は大体カーディガンを着ていました。

 脱ぎ着できるような服が必要だし、夜はめちゃめちゃ暖かい格好をした方が良いっす。



夕食はスフィンクスの目の先にあるケンタッキー。値段も味も普通でした。セットで400円くらい。

ここの店長は珍しく良い人でチップなしで写真を撮ってくれましたよ。

何故だかわかりませんが、レジカウンターの中に2人とも入れられて写真を撮ってくれました。


帰りはまた憂鬱なタクシー。また一騒動ありました。

まず声をかけられた一台目のタクシーは明らかにタクシーじゃない車(違法)。

次に声をかけられた二台目のタクシーも降りる時に料金を誤魔化されそうに。疲れるっす・・。



  (ピラミッドエリア入場 50L.E.)
  (クフ王ピラミッド入場 100L.E.)

  ピラミッドエリア入場 50L.E.
  ピラミッド音と光のショー 65L.E.
  ケンタッキー 20L.E.
  地下鉄 一律75pt(≒15円)
  地下鉄ギザ駅→ギザのピラミッド(タクシー) 30L.E.(÷2)
  ギザのピラミッド→ギザのホテル(タクシー) 16L.E.(÷2)



12/27(水) 4日目 カイロ観光 カイロ・ギザ泊


この日はツアーの出発時間が遅かったので(10時)、早起きしてその前にフリーで観光へ。

またもやピラミッドエリアへ。実に3回目の訪問。だって、ピラミッド凄いんだもの・・。

目的はカフラー王ピラミッドの内部。せっかくだから入れるところは入りたかったんだもの・・。


タクシーは嫌だったんですが、時間がなかったので仕方なくホテル前で拾いました。

昨日の経験を生かして、値段を書いた紙を見せて交渉。タクシーの値段は乗る前に決まります。

観光客はボられるので、相場を知っておくことと「その値段なら乗らない!」と断ることも大切。


カフラー王ピラミッドの前で待っていてくれること、往復してくれること、2人で40L.E.であること、

無事に交渉成立。(降りる時になって「1人40L.E.」なんて言うドライバーもいるので注意)

珍しく良いドライバーで、時間がないことを知ってとても急いでくれました。



カフラー王ピラミッド内部】(フリー)

 人気のクフ王内部と違って、こちらは人も少なくゆっくりと見られる感じ。

 通路も王の間もクフ王のとは違っていましたね。石棺は大きくてフタが付いていました。

 でも、クフ王、カフラー王の石棺はともにミイラを入れるには小さめです。



ピラミッドは登頂禁止でして。勝手に登ることはできません。

ピラミッドの周りには警察官が何人も常駐しているんですが。

この警察官までもが写真を撮ったお礼に、とチップをねだるんすよねえ。お国柄なんですねえ。


待っていたタクシーでホテルへ。往復にして正解。少々高めでも、また拾うことを考えれば・・。

こちらのタクシーはホント気疲れします。常に人を疑ってかからないといけないっすからね。

ピッタリの金額を払わないと、お釣りはチップとして取られることもあるので、嫌ですよ、マジで。



モハメド・アリ・モスク

 モスク(イスラム教の礼拝堂)は土足厳禁なので、靴を脱いで観光します。

 シャンデリアやステンドグラスが綺麗。ドーム型の天井も美しいです。

 座っていたら、アラビアンの女の子らが近寄ってきました。10代くらい?可愛かったっす。




昼食はまたケバブ?忘れましたが、ケバブは回数多く食べました。

レストランではミネラルウォーターがペットボトルで出てきて、残るとお持ち帰りできるんすよ。


朝はいい天気だったんですが、途中から雨が降り出しました。エジプトも雨は降るんすねえ。

でも、雨だったのがモスクや博物館観光の今日で助かりました。

ピラミッド観光の昨日や今朝に降られなくて良かったです。晴天のピラミッドがやっぱり見たいし。



エジプト考古学博物館

 エジプトと言えば、、、ツタンカーメン?ミイラ?ここでは両方見られます。


 ツタンカーメンの黄金のマスクがある部屋は一番人気で大混雑でした。

 本物はやっぱり凄い!っす。妖しく輝く黄金と宝石のマスク。神秘的ですごく美しいです。

 黄金の玉座(椅子)も黄金の厨子(箱)も黄金の棺も豪華絢爛!細かい部分まで素晴らしい。


 ミイラ室は別料金かかるんですが、でも、やっぱり見たい!ということで入りました。


 ミイラ・・・カチコチの石みたいになっているんですけど、本当に人間そのままという感じ。衝撃。

 ファラオ(王)や神官のミイラ11体があるんですが、ラムセス2世のミイラが一際目を引きました。

 保存状態が非情に良く、爪も歯も頭髪までも残っていて、ミイラ作りの技術の高さに驚愕。



【ナイル川ディナークルーズ】(OP)

 ビュッフェのディナーで、ベリーダンススーフィーダンス(くるくる回る)などショーを見ました。

 途中で私達もステージで踊らされて恥ずかしかったっす。

 夜景も綺麗でしたよ。デッキは小雨気味で寒かったので、すぐに中に入ってしまいましたが。



  (エジプト考古学博物館入場 50L.E.)
  (モハメド・アリ・モスク入場 40L.E.)

  ナイル川ディナークルーズ 7,000円(OP)

  ピラミッドエリア入場 50L.E. タクシー入場 2L.E.
  カフラー王ピラミッド入場 25L.E.
  エジプト考古学博物館ミイラ室入場 100L.E.
  ギザのホテル⇔ギザのピラミッド(タクシー) 40L.E.(÷2)



12/28(木) 5日目 メンフィス・サッカラ・ダハシュール観光 列車泊


今日は朝からOPで頼んであった「メンフィスサッカラダハシュール観光」でした。

カイロからバスで1時間ほど南にあって、ピラミッド地帯と呼ばれ、ピラミッドが多く見られる場所。

ギザにある真正(しんせい)ピラミッド(二等辺三角形のもの)よりも古い時代のピラミッドです。



【ダハシュール】

 ここではスネフェル王(クフ王の父)の赤のピラミッド屈折ピラミッドを見ました。


 赤のピラミッドは真正ピラミッドでは最古のもので、赤い石からできているんす。

 内部にも入りました。かなり暑苦しくて匂いも凄いです。マスクをして入りましたが、むせるほど。

 30mの高さにある入り口までと内部がすごい傾斜で筋肉痛になりました。通称「赤ピラ痛」です。


 屈折ピラミッドは遠くに眺めるだけで近くまでは行きませんでした。

 途中で勾配の角度が変わっている不思議なピラミッドで面白かったです。



【メンフィス博物館】

 ラムセス2世の巨像があるこの博物館。巨像は大きく、穏やかで美しい顔立ちをしていました。

 ツタンカーメンと並ぶ有名な王で建築王だったラムセス2世の建造物がエジプトには多くあります。

 ただ、巨像のある場所は雨風がしのげるような場所ではなかったのでビックリ。ほとんど野ざらし。


 ここにはアラバスターという石でできたスフィンクスもありました。顔がきれいに残っています。



【サッカラ】

 楽しみにしていたピラミッドの最初の形態だという階段ピラミッド!美しかったー!

 エジプトには100基近くのピラミッドがあるそうなんですが、大体は造りが悪く崩れています。

 エジプト最古のピラミッドがこのジョセル王の階段ピラミッド。階段状の形が綺麗に残っています。




【カーペットスクール】

 まあいわゆる絨毯屋っすね。少年少女らが目に見えないスピードで絨毯を編んでいます。

 日本で買うより安いんでしょうが何十万円もする高級絨毯もあって、見るだけ、というカンジ。



昼食を食べ、ホテルに戻ったのが16時頃。

朝チェックアウトを済ませていたのでロビーで少し休み、ギザ駅に向けて出発。

3泊したカイロ・ギザとは今日でお別れ。列車にて次の場所・アスワンへ移動します。



カイロは、都会というか、ビルも人も車も多い街で、でも、とてもきれいとはいえない街でした。

ゴミがそこらじゅうに捨ててあるし(しかも、道路で燃やしている)、排気ガスも凄いし、空気が悪く。

交通マナーも酷いです。赤信号で止まる車は1台もいませんし、よく事故に遭わないなあ、と。



【パピルス店】

 途中でパピルスの店へ寄りました。パピルスという植物から作った古代紙に絵が描いてあります。

 黄金の玉座にも描かれているツタンカーメンと王妃アンケセナーメンの絵↓。美しい!


 ツアーなのでいくつかお土産屋に連れていかれます。香水・香水瓶の店にも連れていかれました。

 まあ、欲しい物は買うし、欲しくない物は見るだけ、という意志を持っていれば、問題はないっすね。


 パピルスは気に入った物があったので、買いました。

 人へのお土産だったんですが、ヒエログリフ(古代の象形文字)で名前を入れてもらいました。



アスワンへはナイルエキスプレス(1等寝台列車)で移動したんですが、これまた時間にルーズで。

19時半頃出発予定だったんですが、列車が来たのが21時半?くらいだったかな。

私達の乗る寝台列車はまあきれいでしたが。他の列車は汚く、常に200%くらいの乗車率でした。


寝台列車の夕食はすんげええマズかったです。あの味はヤヴァイ。ほとんど食べられませんでした。

車掌にベッドメーキングをしてもらい、就寝。

飛行機でも列車でもぐうぐう寝られる私なので、よく寝ました。



  メンフィス・サッカラ・ダハシュール観光 8,000円(OP・昼食付)

  赤のピラミッド入場 25L.E.




12/29(金) 6日目 アスワン観光 アブシンベル泊


寝台列車の中で朝を迎え。マズい朝食を食べ。アスワンに着くまでぐうたらしていました。

カイロ→アスワンってめちゃめちゃ遠いんすね。12時間くらい?昼近くになってしまいました。

予定と大幅にズレたらしく。今日と明日の予定が入れ替わりました。


アスワンでは、テロ対策でコンボイ(警察)が付き添って移動します。



切りかけのオベリスク

 まず、アスワンで、明日行く予定だった「切りかけのオベリスク」を見に行きました。

 オベリスクとは、1つの岩から切り出されて造られるファラオ(王)の記念碑で。

 ここでは、製作途中でひびが入ってしまい、そのまま放置されているオベリスクが見られます。



次は、いよいよ今回の旅行の目玉!アブシンベルっす。

神殿に行く前に、ホテルに行きました。ホテルは「ネフェルタリ アブシンベル」。

このホテルはねえ、年季が入っていましたねえ。アブシンベルには5つ星ホテルは無いらすぃ。



アブシンベル神殿 音と光のショー

 夜のアブシンベル神殿は、ライトアップされていてとても美しかったです。大神殿↓。


 アブシンベル神殿は、建築王ラムセス2世が建てたもので大神殿と小神殿から成ります。

 大神殿の4体の像は、全部ラムセス2世で、少年期、青年期、壮年期、老年期の顔だそうです。

 王妃ネフェルタリのために造られた小神殿も美しいです。小神殿↓。


 アブシンベルへは、昼間に日帰りで来るツアーが多いんですが。

 やっぱり、宿泊をして夜のアブシンベル神殿を見てほしいっすね。


 音と光のショーを19:00〜19:40の回で見ました。(イヤホン:日本語ナレ)

 神殿の壁をスクリーンとして映し出したり、崩れたラムセス2世像をCGを使って映し出したり、

 超凄かったです。ピラミッドのショーより面白くてオススメ!(すんげえ寒かったけど)



  (切りかけのオベリスク入場 25L.E.)

  (アブシンベル神殿音と光のショー 60L.E.)



12/30(土) 7日目 アブシンベル観光、アスワン観光 アスワン泊


早朝6時前から、アブシンベル神殿に日の出観光へ。



【アブシンベル神殿 日の出】

 昨日は夜のアブシンベル神殿を見て。今日は日の出のアブシンベル神殿を見ます。

 やっぱり、宿泊したからこそ見られる姿っすよねえ。全然違う顔の神殿が見られます。

 朝日に照らされるアブシンベル神殿↓。超美しい!!(でも、やっぱり超寒い!!)


 昨日はゆっくり観光できなかったので、今日は内部までよく見ました。(内部は撮影禁止)

 年に2回だけ、神殿の奥まで太陽の光が届き、ラムセス2世の像を照らすんだそうです。


 神殿の入り口↓。レリーフ(壁画)やヒエログリフ(古代文字)もホント素晴らすぃの。

 上部真ん中にある細長い楕円のヒエログリフはカルトゥーシュと言って、

 ファラオ(王)の名前を表しているんす。


 ダム建設による水没の危機を逃れ、移設された巨大な岩窟神殿アブシンベル。感動ものです。



ホテルに戻り、朝食を食べ、アブシンベルを出発。再びアスワンへ向かいます。


今日は「犠牲祭」らしく、外で羊が解体されていました。

。・゚・(ノД`)・゚・。コワイヨコワイヨー



アスワンハイダム

 このダムが造られることによってアブシンベル神殿が水没の危機にあったんです。

 砂漠にあるとは思えないほど大きなダム(湖)っす。



移動の途中で、砂漠の砂を採るためにバスを降りました。

と言っても、道端でペットボトルに砂を入れるだけなんですけど。

でも、アスワンの砂はさらっさらで綺麗なんすよ。


先日購入した香水瓶に砂漠の砂を詰めて、友人らへのお土産にしました。



イシス神殿

 昨日行く予定だったイシス神殿に行きました。

 「ナイルの真珠」と言われるフィラエ島にある世界遺産で、船で渡って行きます。


 神秘的で美しく、第一塔門、第二塔門、本殿とあって、レリーフ(壁画)が綺麗に残っています。

 オシリス神、イシス女神、ホルス神など、いろいろな神々の神話を聞いて面白かったっす。



この日のホテルは「イシス アイランド」(5つ星ホテル)。

ナイル川に浮かぶイシス島にあるホテルで、やはり船で渡って行きます。

前日のアブシンベルのホテルがあれだったので、新しくて綺麗で嬉しかったっす。


夜は、船に乗ってアスワンの街へ。

スーク(市場)をブラブラし、夕食を食べました。

ここらへんはそんなに治安は悪くなかったです。


スークでは、エジプトちっくなストールを値切って購入!

光沢があるピンクのストールで超可愛いんす〜。

翌日から首に巻き巻き大活躍でした。



  (アブシンベル神殿入場 70L.E.)
  (イシス神殿入場 40L.E.)



12/31(日) 8日目 ルクソール東岸観光 ルクソール泊


大晦日の今日は、朝早くにアスワンからルクソールへ移動しました。

ここでも、テロ対策のコンボイが付き添うということで、警察がバスに乗り込んでいました。

昨日から引き続き、今日も神殿巡り。今日は4つ行きました。



コムオンボ神殿

 まずは、コムオンボ神殿へ。


 コムオンボ神殿は、ワニのセベク神、ハヤブサのホルス神に捧げられた神殿です。

 ワニのミイラがあって凄いんすよー。

 ナイルメーターという、ナイル川の氾濫を予測する水位計もありました。井戸みたいっす。



ホルス神殿

 次は、エドフにあるホルス神殿っす。

 ホルス神の象徴であるハヤブサの像がたくさんありました。

 丸っこくて超可愛い!!お気に入りで大量に写真を撮ってしまいました。




この日の昼食は、ハト料理でした。(苦手な人はチキンに変更可)

見た目はグロテスクですけど、食べられないほどではありません。

まあ、骨ばかりであまり食べた気にはなりませんが。




カルナック神殿

 続いて、カルナック神殿です。

 エジプト最大規模の神殿で、かなり見ごたえがあります。

 巨大な第一塔門の前には、牡羊のスフィンクスがずらりと並んでいる参道があります。


 トトメス1世(父)とハトシェプスト女王(娘)のオベリスクも立派ですし、

 願いを叶える力があるという巨大スカラベ(フンコロガシ)像も存在感があります。


 でも、やっぱり凄いのは、柱っすかね。

 パピルスの花の形のパピルス柱が超大きくて、超多いんす。

 大列柱室には、巨大な柱がなんと134本!!人間が小さいこと小さいこと。




ルクソール神殿

 最後は、ルクソール神殿です。

 ここにも、もちろん、あります。何度も名前が出ている建築王ラムセス2世の坐像です。

 彼は、本当にエジプトの建造物(神殿、像、オベリスクなど)のほとんどに登場していますねえ。


  高く長い石柱が、ラムセス2世のオベリスク(ファラオの記念碑)です。

  オベリスクも、坐像と同じように元々は1対(2本)でしたが、1本は今フランスにあるそうっす。



【カウントダウンパーティー】

 この日のホテルは「メリディアン」。5つ星の高級ホテルです。


 大晦日の今夜は、ホテルでカウントダウンパーティーがありました。

 超いいホテルで、食事(ビュッフェ)も美味しくて豪華でホント幸せでした。

 バンド演奏やダンスを見ながら食事を楽しみました。


  23時過ぎから、みんなでダンス。クラブばりに踊り狂いました。

  カウントダウンは、スクリーンに「10・9・8・・」と映し出され。

  「0!」で、みんなでクラッカーを鳴らし、「ハッピーニューイヤー!!」と喜び合いました。


  めちゃめちゃ楽しかったです。



  (コムオンボ神殿入場 25L.E.)
  (ホルス神殿入場 40L.E.)
  (カルナック神殿入場 50L.E.)
  (ルクソール神殿入場 40L.E.)



01/01(月) 9日目 ルクソール西岸観光 ルクソール泊


昨日はナイル川の東岸、今日は西岸を廻ります。

陽が昇る東岸は「生者の都」、陽が沈む西岸は「死者の都(ネクロポリス)」だそうっす。

今日は、死を象徴するファラオの墓や葬祭殿に行きます。



王家の谷

 ここの駐車場には土産物屋がたくさんあり、たくさん声をかけられます。

 「ワンダラーワンダラー」、「バザールでゴザール」(古)、「ヤマモトヤマ」(何故)など。

 ホント、商魂たくましいの、エジプシャンって。(超シカトしますが)


 トラムに乗って、王家の谷まで向かいます。

 新王国時代のファラオの墓群であり、ツタンカーメンの墓もここで1922年に発見されました。


 チケットで3ヵ所の墓に入れるため、添乗員にオススメを聞いたり、ガイドブックを見たりして、

 「ラムセス3世」、「ラムセス9世」、「タウセルト王妃」の墓に入ることに決定。

 1ヵ所入る毎にチケットの隅を手で破かれ、チケットがだんだんボロボロに・・。


 細い通路を地下に下っていくと、石棺の置いてある玄室に着きます。

 墓の中は、レリーフ(壁画)や色彩が残っていて、とても綺麗でした。(内部撮影禁止)

 天井に一面の星(*)が描かれている墓もあって、素敵でした。


 ピラミッドがある砂漠も暑かったですが、岩窟墓群であるここもかなり暑かったです。

 今まではけっこう半袖+カーディガンだったんですが、この日は半袖で過ごしました。



ハトシェプスト女王葬祭殿

 続いて、王家の谷の山を隔てた裏手にある、ハトシェプスト女王葬祭殿に行きました。

 97年、テロにより日本人観光客も犠牲になったという悲劇の場所でもあります。


 ここにもいました、商魂たくましいエジプシャンが。

 「ここで写真を撮るといいよ」「ここがベストスポットだ」と声をかけてきてチップを要求。うざー。


 ハトホル女神の顔を刻んだハトホル柱や、色彩鮮やかなレリーフ(壁画)↑があります。

 ハトシェプスト女王の後王位に就いたトトメス3世は、

 ハトシェプスト女王の名前を消したり、像を壊したそうで、レリーフも削られているところがあります。



メムノンの巨像

 アメンヘテプ3世の坐像で、1対(2体)が並んでいます。

 でかい!!20m近くあります。



昼食を食べてから、自由行動。

ヒルトン前のレンタサイクル屋で自転車を借り、ルクソールの街へ出かけました。

レンタサイクル屋のじいちゃんが、ジブリ映画に出てきそうな長老っぽくて面白かったっす。


カイロと違って、ルクソールはナイル川沿いにきれいな道路が続いています。

ただ、車と一緒に馬車も走っているので、馬糞に注意ってところかし。

自転車で爽快に走りました。


まず向かったのは、ルクソールスーク(市場)。

ここでも、エジプトちっくストールを値切って購入しました。

値切るのにはずいぶん慣れました。



カルナック神殿 音と光のショー】(フリー)

 次に向かったのは、昨日も行ったカルナック神殿

 夜はここで音と光のショーが行われるんす。

 少々迷子になりながらも、なんとか到着。チケットを買い、ショーが始まるのを待ちました。


 ナレーションを聞きながら、スフィンクス参道から歩いて神殿の奥へと移動していくショーです。

 (シンデレラ城ミステリーツアーの外バージョンってカンジ)


 大列柱室とか、ちょっと怖かったっす。巨大な柱の陰から誰か出てきそうで。

 「聖なる池」まで着いたら、観覧席に座り、ショーを見ます。

 確か英語のナレーションだったと思いますが、少し寝てしまいました。(あいかわらず寒かったけど)



自転車を返しに行ったら、やっぱりチップを要求されました。

でも、なかなか良い人だったので、ボールペンをあげました。

エジプシャンは日本の(綺麗な)ボールペンが大好きなんす。



ホテルに戻って、ホテル近くの中華料理屋に夕飯を食べに行きました。

うん、ちょっと、エジプト料理に飽きてしまいまして。



  (王家の谷3ヵ所入場 70L.E.)
  (ハトシェプスト女王葬祭殿入場 25L.E.)

  カルナック神殿音と光のショー 75L.E.



01/02(火) 10日目 ルクソール東岸観光 機中泊


実質最終日の今日。

朝から1日中自由行動でした。

今日もレンタサイクルで、ルクソールの街ブラ。



【ルクソール博物館】(フリー)

 まず来たのは、ルクソール博物館

 近代的できれいな博物館っす。


 トトメス3世、アメンヘテプ3世・4世の像や、ハトホル神・セベク神の像などがあります。

 立像は、左足を前に出しているものが生の姿、両足が揃っているものは故人を表しているそうな。

 また、命の鍵を表すアンクを持っている像も多くあります。


 あと、ここにもミイラがありました。ラムセス1世と・・誰だったかな?w

 特に別料金となっているわけでもなく、普通に暗い部屋に横たわっているのでビクーリ!!

 隣の部屋のミイラもガラス越しに見えてビクーリ!!



昼食は、エジプトマック↓。

「マックアラビア」を食べました。

ナンみたいなのに挟まれているんですが、味は普通でした。


2階席で食べたんですが、窓から、ルクソール神殿とか普通に見えまして。

近代的なマックと歴史ある神殿。超違和感っすよ。



それから、またルクソールスーク(市場)をブラブラし。

ホテルに戻りました。



最後に、ナイル川で「ファルーカ」という帆船に乗りました。


風が気持ち良く、ゆったり楽しかったっすー。



 ルクソール博物館 70L.E.




 
19:00ルクソール発→22:30ドーハ着。



01/03(水) 11日目


 23:15ドーハ発→14:35関空着。

 (関空→伊丹空港 バス移動)

 19:00伊丹発→20:10羽田着。



★ピラミッドもアブシンベル神殿も壮観!世界遺産がゴロゴロとあるエジプトは一生に一度は行くべし!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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